ウッディの暴走は留まることを知らない!
ささらとまどかがウッディの毒牙にかかり、攫われてしまう!
これに危機感を抱いた、仮面ライダーとプリキュアはウッディの暴走を阻止するべく立ち上がった!
しかし、力を合わせて、この戦いを乗り越えてみせる…!
プリキュアと仮面ライダーがいま心を一つにして!
ウッディの待つ地へと赴くのであった!
フィギュア劇場
仮面ライダー&ハートキャッチプリキュア
ウッディの暴走と…そして、覚醒!?
そこは今はもう使われていない炭鉱の中だった。
人がいる気配は全く感じられず、少しサビのようなつんとした匂いが鼻をつく。
ひんやりとした空気がそうさせるのか緊張感漂わせながら、ウッディが居ると思われる最深部へと徐々に静かに近づいて行った。
巧『よし……ここも誰もいないようだな…行こう!』
巧を先頭に敵がいないかを確かめながら、前へと進む。
つぼみ率いるプリキュアチームとディケイド&ディエンドチームとは別に行動しながらウッディの待つエリアへと向かっていった。
もうかなり深くまで侵入してきたが、ここまで来ても全く誰とも会わない…。
何も起こらないことに不気味さを覚えずにはいられない。
罠らしいものもなければ、敵にも出会わない…何も起こらないからこそ一層不気味さを漂わせる。
とそのときだった…!
薄暗くて視界もままならない奥から足音が聞こえてきた!
巧『誰かが来るぞ…!警戒しろ!』
とっさに足音が聞こえてくるその先に視線を向けてそれぞれが警戒する!
徐々に足音はやがて大きくなって近づいてくる!
果たしてウッディだろうか?
まどか『ハァハァ…ハァハァ…!た…巧さん!』
巧『どうしてここに?大丈夫なのか!?』
まどか『う…うん…ささらさんがウッディを抑えているすきにそれで私を逃がしてくれて…ううっ』
事情を聴くとどうやらまどかはささらが身を呈して、2人を抑えている間になんとか逃れたようだ。
しかし、ささらは捕われたままである。
巧『どうやら奥にはウッディがいるらしいが…それとは別に彼が率いる手下がそれぞれのエリアで待ち構えているらしいようだ…』
まどかから説明を聞くあたり、ウッディが思わず漏らした話からウッディのいる最深部とは別にそれぞれのエリアで手下が侵入した敵を排除する為に待ち構えているようだ。
仗助『じゃあ、ここで二手に分かれて行動しましょうか?』
翔太郎『そのほうがいいかもしれないな…どの道行っても最後はウッディのいる場所で落ち合うわけだしな…』
仗助『じゃあ俺は巧さんとで、翔太郎(&フィリップ)さんと城戸さんと雄介さんとでそれぞれ別れて行きましょう』
まどかが来た道の先には二つに分かれた道があるようでそこで二手に分かれてウッディの待ち構える最深部へと進んでいくことにした。
巧『俺たちはウッディのいる元へいくけど…まどかは先に戻っていてくれ。終わったらすぐ戻るからな?』
まどか『うん…気をつけてね…』
一方、プリキュアチームは…
えりか『オラオラ~~~!!女の敵ウッディ~~~!!どこにいる~~~!!あたしがギッタギタにぶっ倒してやるっしゅ~~~!』
つぼみ『えりか~~~!声が大きいですよぅ~~~!これじゃ侵入した意味がないですよぅ~!!』
えりかが声を張り上げながら、ずんずんと前へと進んで、それをつぼみが追いかけていた。
静かに侵入するつもりが、ウッディを女の敵だと大声で張り上げているうちに我を忘れてしまっているようである。
いつき『大丈夫かな…?少し不安だよぅ…。』
ゆり『大丈夫よ、あれだけ張り切っているなら頼りになっていいじゃない。まぁ、少しやり過ぎかもしれないけど…』
つぼみとえりかの後ろをゆっくりと歩きながら前へと進む二人。
えりかが声を張り上げながら先へと行ってしまうのを見ながら静かに進んでいた。
ゆり『あら、何かがあったとしても大丈夫でしょ?ここには武術をしている生徒会長様がいるじゃない。フフフ…』
いつき『ちょ…茶化さないでくださいよ!それに敵地の真っただ中にいるんですよ!?もう少し緊張感をもったほうが…』
ゆり『ふふ、ごめんなさいね?それに……敵ならもう既に近くまで来ているわよ?』
いつき『えっ?』
二人の頭上には迫る影がひとつ……!
ゴオオオオォォォッ!!
ドガアアアアアアンッ!!
迫る気配を察知した二人はすんでのところでかわす!
さっきまでいたその場には禍々しい力を放つモノが地面を大きく削って現れた!
ベリアル『くっくっくっくッ…流石にかわされたか…そうでなくては面白くないぜ』
ベリアル『俺を…楽しませてくれるんだろうなぁ!?』
醜悪に歪む笑みにいつきとゆりは物怖じせずに目先の敵を見据える…!
いつき『出たな…ベリアル!』
ゆり『貴方と楽しんでいる暇なんてないの…悪いけどすぐに終わらせてもらうわ!』
ドドドドドドドドド……!!
つぼみ『にゃあああ!!お…お侍さんが来るぅ~~~!!』
えりか『刀振り回さないでよぉ~~~!!これだったらスナッキーと戦ってるほうがまだましだよぉ!』
突如として現れたサムライ…ザムシャーにつぼみとえりかは追いかけられていた。
ザムシャー『ええい!ちょこまかと逃げるでないわ!この刀で貴様らの血を吸わせろおおお!』
えりか『刀振り回しているサムライに逃げるなって言われても止まる馬鹿はいないって!!』
ザムシャー『ならば止まる馬鹿になれ!そして、この刀に血を吸わせろ~~~!』
つぼみ『言っていることが無茶苦茶ですよこのお侍さん!!』
ザムシャー『ええい!埒があかぬわ!こうなれば…この剣術をとくと味わうがいいわ!』
ズバアンッ!!
つぼみ『きゃあああああ!!』
えりか『うひえええええ!!』
大きく振りあげられた刀が一閃。
すると地面がいとも容易く紙を切るかのように切れてしまった!
ザムシャー『もう鬼ごっこも飽いたわ…!そろそろ、その首を頂戴するぞ…!』
えりか『やっぱり…美人薄命ってホントだったんだぁ~ウェへへへ…www』
つぼみ『えりか~!しっかりしてください!ここで何もしなかったらホントに首を取られちゃいますよ!』
ザムシャー『くくく…若い女子の首を刈り取ってみたいと思うておったのよ…ぜいぜい逃げ回って泣きわめくがよいわ!』
そして、ザムシャーの握られた刀が頭上高く振りあげられ、白刃が妖しく光に反射して、振り下ろされる…!
一方で翔太郎チームや士チームも敵と合流して対戦する…!
霧彦『ここから先は行かせませんよ!』
翔太郎『くっ!やっぱり、こいつ強ぇ!』
疾風の騎士を異名に持つナスカ・ドーパントを相手に三人がかりで挑むも圧倒的な力の差を前に苦戦を強いられる!
ディエンド(海堂)やディケイド(士)もラブマシーンを相手に挑む!
一方で先ほど二手に分かれて行動した仗助&巧チームも…
巧『あれは…確か映司?おい、映司?ここで何をしている。』
映司(?)『…………』
オーズに近づこうとした途端にオーズの手がゆらりと怪しく動く…!
そして、持ちあげられた鞭が…
バリバリバリバリ!
巧『な、何を!?うわあああああああ!』
振りあげられた鞭は巧に向けられ、電流を身体に流し込む!
仗助『巧さん!?てめぇ、何を!』
仗助のもつマシンガンが映司に向けられ、火を吹く!
仗助『いくらてめぇでも…加減はしねぇぞ!』
ダダダダダダダダダダ!
マシンガンが映司に向けられ、放たれるが全くダメージを受け付けないのか飄々とした顔でこちらに目を向ける。
仗助『くそ!効かねぇのか!?この野郎!』
マシンガンも弾切れとなり、弾を打ち尽くしてもなおオーズは余裕で徐々にこちらへと近づいてい来る!
映司『メダガブリュースラッシュ!』
ドガアアアアアアアアン!!
そこに現れたのはなんともう一人のオーズ!?
仗助『い…一体、何がどうなってやがるんだ!?』
目の前に現れた二人のオーズに巧と仗助は驚きを隠せなかった。
助けられたようだが、もしかしてあっちのが本物の火野映司なのだろうか?
ドオオオオオオオオオオオン!
真っ二つに切り裂かれたオーズ(シャウタ)は倒れて爆ぜた!
映司『やぁ!巧さん、仗助君!大丈夫かい!?』
仗助『あ、ああ…俺達は大丈夫だけどよ…本物なのか?』
映司『ああ…あれは本物のオーズじゃないんだよ…ちょっとコアメダルをなくしちゃってね…アハハ(笑)』
仗助・巧『え?』
振り向くとそこにはもう一人のオーズが居た場所には多くのセルメダルと…そして、コアメダルがあった。
どうやら映司が言うにはブロッサムことつぼみ調教されているうちにどこかでコアメダルをなくしてしまったらしい
全く人騒がせだ…と仗助達はため息をつくしかなかった…
仗助『なんて人騒がせな…やれやれッスよ…』
『集まれ!二つの花の力よ!』
『プリキュア・フローラルパワー・フォルティシモ!』
ズギュウウウウウウン!!
ポワポワポワワ~~~~~ン
ザムシャー『絶頂(逝く)ぜ~~~www』
ほどなくしてキュアブロッサムとキュアマリンはザムシャーを撃破した。
『『集まれ!花の力よ!』』
『『プリキュア・シャイニングシルバー・フォルティシモ!!』』
*オリジナル合体技です
ポワポワポワワ~~~~~ン
『『はあああああああああ…!』』
ベリアル『もうどうでもいいや~www』
かくして、キュアムーンライトとキュアサンシャインもベリアルを難なく撃破した。
雄介『くそっ!なかなかウィークヒットをあてられない…!』
翔太郎チームは未だにナスカ・ドーパントを相手に苦戦していた。
翔太郎『こうなったら…一気に決めるぜ!城戸!雄介!時間を稼いでくれ!』
城戸『わかった!』
雄介『やってみるよ!』
一気に大技でナスカに決めるしかない…!
しかし、ナスカの速さに必殺技をあてるのは至難の業だ…ならば二人が一気にナスカを攻めて、一瞬の隙を狙って決めるしかない。
Wはジョーカーのメモリを引き抜いて、マキシマムスロットに差し込む。
>>ジョーカーマキシマムドライブ!
龍騎のソードが交わった瞬間、ナスカの動きが一瞬止まった。
フィリップ『今だ!翔太郎!』
翔太郎『ああ!いくぜ!』
翔太郎『はぁっ!』
空高く舞い上がり、ナスカを正面にとらえると勢いよく向かっていく。
ゴオオオオオオオオオッ!
翔太郎&フィリップ
『ジョーカーエクストリーム!!』
勢いよくナスカへと向かってゆくWは身体が二つに分かれサイクロンとジョーカーのエネルギーが二つ、ナスカに向かって放たれた!
ドオンッ!!
一瞬の隙を突いて、ナスカの胸元へとWのキックが決まる!
ナスカは強敵ではあったが、辛くも翔太郎達は勝利した。
バキィッ!
一方で士と海堂もラブマシーンを相手に戦い挑むも棒術だけではなく、武術も卓越していて為すがままにされていた。
海堂『士!』
士『くっ…!こいつは強いぜ…』
士『もうあらゆるカードは使いつくしたし、もうこれといって使えるカードはないぞ!?』
海堂『いや…まだ一枚だけ使っていないのがある…!士!あのカードを使うんだ…!』
士『…!わかった…やってみるか!』
ラブマシーン『何をする気かは知らんが…どんな小細工を使おうと俺の前には無力だ!』
士『それはどうかな?やってみなくちゃわからないだろう?』
士はカードホルダーから一枚のカードを取りだした。
そのカードにはディエンドの画が描かれたカードだった。
ファイナルアタックライドのカードをドライバーに差し込んだ!
>>ファイナルアタックライドゥ…!
ディケイドとディエンドの手に持つ銃口から凄まじいエネルギーが集約してゆく…!
>>ダブルディメンションシュート!
ラブマシーンの向けられた矛をもはじき返し、集約されたエネルギーはラブマシーンの胸を貫いた!
ラブマシーン『馬鹿な…まさか……ぐわああああ!!』
断末魔の悲鳴を上げながらラブマシーンは倒れ敗れた。
辛くもラブマシーンに勝利した士と海堂であった。
一方その頃、仗助と映司、巧は……
仗助『う…うぅ…くっ…!』
映司『強…い…!これまでのクリードと比べ物にならない…!』
巧『うぐ…っ!ここで倒れるわけには…っ!』
ウッディのもとへ先に辿り着いたが、ウッディの恐るべし力を前に為す術もなく次々と倒された!
ウッディ『やれやれ…この程度とは笑わせてくれる?仮面ライダーとはこの程度か?』
醜悪な笑みに冷めた目で倒れる仗助たちを見下すウッディ。
彼を倒すことは果たして不可能なのか!?
次回予告!
ついにライダーとプリキュアが集結!
ウッディの暴走と支配は果たして止められるのか!?
次々と倒されるライダーとプリキュアについに彼が『究極の闇』へと進化を遂げる!?
???『もう…俺はいらないライダーなんて呼ばせない!見ていて下さい…俺の…変身!!』
ついに決着なるか!?
次回お楽しみに!
To Be Countined!!