●前回のあらすじ
ノイズが『悲しみ』の結晶体である化身であることを知ったプリキュアは戦うことで彼を悲しみから救うことを選んだ。
ノイズを救いたいと言う想いが彼女達を強くし、何度も何度も諦めず挑んだ!
強い想いがクレッシェンドフォームへと進化し、四人の想いを一つに重ねて、ノイズ自身の悲しみを消し去り、満足したように笑みを浮かべて、浄化された――――!
しかし、ハミィの姿は見えず…
スイートプリキュア 48話 ‐最終話‐
『ラララ~♪世界に響け、幸福のメロディニャ!』
戦いを終えた後に調べの館に集う皆の姿がありました。
しかし、その中で唯一ハミィだけが眠っていた……。
遡ること数分前……
ノイズが消えた後にハミィの姿が見えず、辺りを探すと…上空に無数の音符と一つの伝説の楽譜と共にハミィが現れた。
伝説の楽譜によって、守られて石化されずに済んだ。
最後の力を振り絞って、ハミィの能力で音符を伝説の楽譜へと宿らせた!
ハミィ『これで…音符が揃ったのニャ…』
音符が楽譜に宿るのを見届け、力尽きたハミィは意識を失い、ゆっくりと落下する…。
バスドラとバリトンそして、ファルセットも石化したままの状態で戻ってきた!
ハミィはその後も未だに意識は戻らず、眠りについたままだった。
未だ、目を覚まさないハミィに表情を曇らせる皆ですが、フェアリートーンの『幸せのメロディは歌わないのか?』という問いにも断ります。
エレンはやはりハミィに『幸せのメロディ』を歌って欲しいとのことで、かつて自分が『歌姫』にこだわっていた理由は既に消えており、彼女自身もハミィに歌って欲しいと願う…。
暗く沈む中で響がエレンにハミィが元気になれる歌を歌って欲しいとリクエストし、エレンはギターを弾きながら、歌を奏でる。
かつて歌姫を志していた彼女の歌声はとても綺麗で心に響いていきます。
一面、花に覆われる花畑の中で楽しそうに駆けるハミィの姿が…
楽しそうに駆けるハミィに響は声をかけるが、その声は届いていないようだ……。
ハミィ『セイレーン!セイレーン!どこにゃ~~?……響~!奏~!アコ~!………皆どこに行ったのかニャ~?』
エレン『ハミィ!私はここにいるよ!響達も一緒よ!』
ハミィもまた親友セイレーン(エレン)を探そうと大声で彼女の名前を叫ぶが、エレンもそれに応じるように声をかけるが、ハミィにはその声すらも届かない………。
響達にはハミィの声は聞こえ、姿も見えるが…ハミィには声は聞こえず、姿さえも見えない…。
世界に一人残されたように思えてきたハミィは悲しそうに暗く沈む。
セイレーンはハミィを強く想いながら、歌を奏でて、ハミィに呼びかけます。
一緒に歌おうとエレンが響達にジェスチャーすると皆もその意味に理解して、ハミィを想いながら歌を歌います。
そして、エレンのギターの演奏が終わろうとした瞬間光に包まれてフェードアウトする…。
目を覚ますと先ほどまでハミィの世界にいたはずの響達は調べの館にいた…。
ハミィ『皆………ありがとうにゃ…!こんな幸せな気持ちになれたの初めてニャ!』
目を覚まさぬハミィも皆の歌声に導かれて、目を覚ましました!
ハミィ『セイレーンの分も頑張って歌うのニャ!』
エレン『もちろんよ…!皆を幸せにしなかったら承知しないわよ!』
ハミィの言葉にエレンも彼女を応援します。
大広間に移動し、石化された皆のもとへ向かい、ハミィは中央に立ちます。
ハミィ『行くニャよ~!』
エレン『頑張って~~!』
響『え…そんな軽いノリなの…?』
気合を入れるハミィにエレンは精いっぱい応援します。
応援するエレン可愛らしいですねwww
そして、ハミィは伝説の楽譜に宿る『幸せのメロディ』を歌い、奏でる……。
優しく心に澄み渡るメロディに彼女達も静かに聞きます。
一方でエレンは歌を歌うハミィに自分のことのように嬉しく思いながら見守ります。
かつて歌姫を目指し、選ばれず、ハミィを妬んでいたあの頃の自分の姿はもうなかった。
アコの母、アフロディテも元に戻り、駆け寄って母に抱きつくアコ
母の確かな温もりと声に涙を流すアコは母の温もりに愛おしそうに強く抱きしめます。
このシーンにはうるっときましたね~(TωT)
石化された三銃士達も…また
幸せのメロディによって元に戻り、目を覚まします。
自分達がノイズに操られていた姿はなく、三銃士の姿へと元に戻ったことに驚き、自分らが生きていることに声をあげますwww
かつての部下であった三銃士達が戻ってきたことに嬉しそうに顔もほころぶ。
三銃士『セイレーン!!』
ルパン三世が不二子ちゃんに襲うかの如く、飛びつきますwww
バスドラ自重しろwww
エレン『重いわ!』
ファルセット『セイレーン様に一生ついていきますぅ~~~~!!』
エレン『やっかましいわ!!』
このやりとりも懐かしいですwww
かつてメフィストに操られていたあの頃のように再び四人が集いました!
ファルセットも死んだかと思われていましたが生存していました!
ともあれ、三銃士とエレンの再会を果たし、喜ぶ四人です!
バスドラとバリトンとの戦いで負傷し、床に伏せていたアコの父・メフィストも目を覚まします。
父の確かな温もり、声にアコは涙を流し、父・メフィストもアコの無事に涙を流し喜びます。
ハミィの奏でる『幸せのメロディ』はどこまでも響き渡り、世界の至るところで石化した人間は元に戻り、再び止まっていた時間が動き出しました!
世界には光の雫が降り注がれて、灰色と化した世界に再び時間が動き出して、色を取り戻します!
石板に封じられた音吉とクレッシェンドトーンも光に包まれて…
音吉とクレッシェンドトーンも石板から戻って、再び帰ってきました!
メイジャー世界に至る人間族・獣人族・楽器族全ての生けとし生けるもの全てが石から元の姿に戻り、国を代表して、プリキュア達に感謝と謝罪の意を伝えます。
かつて操られていた頃のことも含め、プリキュア達に詫びます。
音吉『全くじゃのぉ~…老体に鞭を打ちよってからに…わしを殺す気かい』
メフィスト国王『ははっ…申し訳ありませんでした。』
前代国王にして、義父・音吉には頭が上がらずwww
メフィストにはこれからの王政に頑張ってもらいたいですね。
アフロディテ王妃『素晴らしい歌でした。幸せのメロディを奏でてくれてありがとう。』
ハミィ『ありがとうニャ♪これも全てセイレーンが居てくれたおかげニャ♪』
エレン『えっ……(赤面)』
何これ、可愛いwww
ハミィの言葉に頬が朱に染まるエレン。
最後まで決して見捨てず、親友であることをやめなかったハミィの言葉に嬉しいような恥ずかしいようなむずがゆい気持ちになったのかほほに染まります。
――そして、別れの時
英雄にして恩人であるプリキュアにお礼の言葉を送りながら、見送るメイジャーの民達。
メフィスト国王『もうしばらくアコのことを宜しく頼むぞ~』
アコはメイジャー城にとどまらず、しばらく人間界に残ることを選び、名残惜しそうに見送るメイジャー国夫妻。
三銃士『ありがとぅ~~~!』
三銃士も悪の道から救われたことに感謝し、見送ります。
奏『皆いい笑顔だったね。』
響『うん、あきらめなくて良かったよ………』
戦艦・音吉号に乗ってメイジャー世界を後にし、皆が待つ地球へと帰ります。
愛する家族、愛する友達の待つ地球へ……!!
響『さぁ、帰ろう…加音町へ!』
かくして地球に到着する戦艦・音吉号www
実に航空時間わずか3秒の亜音速移動www
亜音速航行機あったんならメイジャー城に早く着けるやんwww
地球に到着すると石にされていた人間達も元に戻っていました。
石にされる以前の記憶はわずかながらあるようではありますが、ハミィの奏でた『幸せのメロディ』のおかげでうやむやにされたらしく…
音楽の職業に携わる北条夫妻はもともと耐性があった為か、記憶は残っていたようですが、それだけではなく、『幸せのメロディ』の演奏も石にされたままでもはっきりと聞こえたようです。
クリスマス(?)…ゲフンゲフン…新年の演奏会を終えて、北条夫妻は南野夫妻(+奏太)と共に帰路に…
音吉『なんじゃ?皆とは帰らんのか?』
響『ふふっ…』
音吉『うん?』
家族を見送った後でまだ帰らぬ響達に含み笑いを返されてうん?と眉をしかめますwww
しばらく待つこと数分して…
<<ぴーーーーーーっ
どこかで聞いた声…!この声に音吉とクレッシェンドトーンは過敏に反応して、振り向きます!
そこにいたのはノイズ(ピーちゃん)だった!
しかし、その姿は白く染まった悪意の抜けた姿…!
響『おかえり!』
奏『待っていたよ!』
響達が待っていたのはノイズだった!
ノイズの姿を確認した響達はノイズの元に駆け寄って、優しく迎えます。
音吉『皆!どうしたというんじゃ!そいつはノイズじゃぞ!?』
既に消滅したはずのノイズの姿に驚きを隠せぬ音吉は響達が優しくノイズを迎え入れていることに動揺する。
響『音吉さん…いくら幸せの世界になったとしても悲しみや苦しみが消えるわけじゃないわ。』
奏『私たちはピーちゃんを受け入れたうえで前に進みたいの』
エレン『悲しみに目を背けて前に進んだことでそれは幸せとはいえないもの』
彼女達はノイズを邪な存在、邪魔な存在として扱わなかった。
ノイズは決していらない存在なんかではなかった!
――ノイズ(悲しみ)も必要な存在なのだと
苦しみや悲しみから目を背けたところで本当の幸せなんか得られない―――
それが彼女達の答えです。
彼を優しく受け入れてくれた響達に必要とされていることに涙を浮かべるノイズ。
その涙は嬉し涙だった。
もうノイズを拒絶しない―――
受け入れることで前に前に進もう。
白ノイズぅぅぅぅぅぅ……よかったね…!・°・(ノД`)・°・
このシーンに涙溢れました…!
響『自分達のそれぞれの夢を自分の手で叶えるためにも明日に向かって変身するよ!!』
ここで変身シーンと変身テーマソング♪
『レッツ!プレイ!プリキュアモジュレーション!!』
ノイズとの戦いから数ヵ月後―――
戦士としての役目を果たした彼女達はそれぞれの日常へと戻って行った。
その後の彼女達は……(思いっきりねつ造と想像でいっぱいですwww)
―――南野奏(元・キュアリズム)
かつてキュアリズムだった彼女は高卒後に洋菓子の専門学校に進学し、フランスへと三年の海外留学を経て、パティシェ世界大会で日本人初の女性一位入賞を受賞し、パティシエで彼女を知らぬものは居ないと時の人になり、実家である菓子の店も繁盛するが、チェーン店など拡大せず、世界でたった一つの店として栄える。
なかには海外から彼女の菓子を求めて来日する者もいるほどである。
26歳で結婚し、二人の子供を授かる。
セイレーン(元・キュアビート)
かつてはキュアビートであった彼女は戦いの後に高校を卒業するまでに音吉さんのもとに世話になり、メイジャーランドに帰るまではストリートミュージシャンとして学校の休みの日には活動していた。
スカウトされたこともあったが、それも断って、日々人々に笑顔をなれるように音楽を奏で続けていた。
メイジャーランドにハミィと共に帰り、後にバスドラ・バリトン・ファルセットとともにメイジャー城と守る騎士となり、聖騎士団三銃士改め聖騎士団四天王となった。
また、彼女は長い努力を経てメイジャーランドの歌姫に二度選ばれ、ハミィもそれを喜んで祝福した。
聖騎士団の中でもセイレーンは一番の人気者で男性から結婚の申し出多く、戸惑うばかりだったという…。
―――調辺アコ(元・キュアミューズ)
戦いを終えて、メイジャーランドには留まらず、高校卒業するまで人間界に残った。
高卒後、メイジャーランドに帰り、王女に就任し、メイジャーランドの民達に歌を奏でるなどの催しのほかに、貧しい民に配給や無償の教育を進言するなどして政治では抜群の指揮力で民を支え、絶大な支持と人気を得て民に愛される王女となった。
4年後に奏太と再会を果たし、結婚する。
奏太はメイジャー王政の幹部として12年間就任し、実績をあげて、民から仲間からも信頼を得て、メフィスト国王から正式に王位継承を許され、三十六代メイジャーランド国王に即位する。
一人の女の子を授かり、幸せな家族を築いたという……。
―――北条響(元・キュアメロディ)
ノイズの戦いののちに、父・北条団の指導のもとでピアノの練習を重ね、全国中学校ピアノコンクールで最優秀賞に輝く。
また、中学・高校でも幾多の入賞を取り、高卒後に音楽の街として栄えるオーストリアのウィーンに四年間の留学を経て、三年に一度のフランスのパリで行われるロン=ティボー国際コンクールのピアノ部門で過去最年少で入賞を果たす!
そして、家族の念願でもあった親子二代のコンサートの催しも行われた。
この時、父と母も娘の成長に涙を流し、喜んだという。
海外に長く活動をしていたために28歳まで独身だった。
29歳で結婚し、二人の子を授かった。
彼女の演奏は優しくどこまでも響いていた…………。
明日という未来へ向かって彼女は今日も明日もピアノを奏でる―――――。
『爪弾くは荒ぶる調べ!キュアメロディ!!』
『爪弾くはたおやかな調べ!キュアリズム!』
『爪弾くは女神の調べ!キュアミューズ!』
『届け!四人の組曲!スイートプリキュア!!』
スイートプリキュア・完!!
●スイプリが終わって…
ついに終わってしまいましたねぇ…あぁ…エレンタソがもうみれないのかぁ…まぁ、映画は出るけどwww
最終回らしい最終回でした!
最終話に戦いを終えてからのエピローグが描かれていたという演出には脱帽でした!
変身シーンが途中ではいっていたことに一瞬『ん!?』と首をかしげてしまいましたが、全てはエピローグを盛り上げるための演出だったんですね~驚きました。
ファルセットも戻ってきたし、セイレーンのツッコミには笑えましたwww
やっぱり、こうでなくっちゃwww
若干、セイレーン寄りな話だった気もしますが、まぁ最終回だし突っ込まんでおこう…
スイートプリキュアに携わった監督ならびにスタッフの皆さん本当にお疲れさまでした!!
一年間、ありがとうございました!!