2013/06/26(Wed) 三年前の暇人キバと俺と祈里ちゃんと…② : 未分類
chapter Ⅳ 利子はセルメダルで
殴男『………う…ぐ…ぐぅ…』
蹴男『ガハッ…ぐっ…はっ…ま…さか…これほど…と…は…』
暇人『ハァ…ハァ…クソ…手こずっちまった…流石に息の合った兄弟のコンビネーションには骨が折れたぜ…』
格下相手とはいえど、長年お互いを知り尽くした絶妙で息の合ったコンビネーションを得意とする二人の戦いには苦戦してしまった模様だ…
暇人『クソ…思ったより時間喰っちまったな…早く祈里のところへいかねぇと…』
思った以上に苦戦してしまい、息を切らせる暇人…しかし、こうしている間にも祈里はどんな目に合っているのかもわからないのだ…早くいかなければと…焦ってしまう…
その時、背後から何者かが襲い掛かる!!
ザシュッ!!
なんと襲いかかってきたのはかつてのチームメイトの朝倉だった!?チームを抜けたはずの彼がなぜここに!?
幸いにも反応できたのか後ろへと剃らせて攻撃を半減させた!
暇人『てめぇ…朝倉!何故テメェが俺を狙う!?チームを抜けたはずじゃなったのか!?』
朝倉『ククク…チームなど俺にとってはどうでもよかったんだよ…俺は…ただ戦いのみでしか生きられない男…戦いだけが俺の悦びだ…』
生まれながらに純粋な悪を持った人間が極稀に生まれ落ちる…彼はおそらくその中の一人なのだろう…狂気を宿した瞳…ただひたすらに戦いだけを求めて…苦痛に歪む人間の顔を見るのが楽しくてたまらなくて…とにかく拳をふるう…それが誰であれなんであれすべて傷つける男…
かつての自分と同じだ―――――――
違いは自分は祈里という少女に出会えたことで変われたことだ
朝倉『何より…なぁ…誰かを守りたいっていう人間の絶望に堕ちる顔が見たくてたまらないんだよ!!』
どこまでも酷く歪(いびつ)な表情で暇人に凶器を振るう!!
ズバァッ!!
暇人『ぐ…ぁっ…!!』
勢いよく振り下ろされた鋭い一撃が暇人を襲い、たった一撃で吹き飛ばされる!
暇人『う…ぐっ…ごほっごほっ…!!』
朝倉『どうしたぁ…?誰も信じず…誰も愛さず…ただひたすらに拳をふるって…誰かを傷つけて…非情で冷酷で残酷なお前は何処へ行った…?あのころのお前の方が好きだったぜ…いつもギラギラしててよぉ…それがなんだ…すっかり腐抜けちまって…あまつさえ女まで作りやがった…そんなテメェを見ててイライラするんだよ!!』
誰も信じず己だけを信じて力で解決し、恐怖で支配していた暇人に自分と同じ仲間だと…同じ世界に住まう者同士だと思っていた…それがたった一人の少女との出会いが変えてしまったことを嘆き…そして…憎んだ…。
腐抜けてしまった暇人に憎しみを覚えて…せめて己自身の手で葬ってやろうと刃を向ける…!!
朝倉『テメェは誰も守れない…誰にも愛されない…人を傷つけて恨みを買って…そんなお前がどうやって愛せると思うんだ?お前に…愛せる資格なんてないんだよ!!』
暇人『……………っ!!』
そうだ…俺は傷つけてばかりだった…
傷つけては…恨まれて…憎まれて…悲しませて…そんな俺が誰かを愛せる資格なんてない…
――――――――――ソウダオレハダレカヲアイセルシカクナンテナイ…ダレニモアイサレナイ…
俺の中で何かが壊れようとしていた…目の前の世界が…再び白と黒の世界へと戻ろうとする…
朝倉『絶望してあの世へ逝け!さらばだ!!』
陽の光に反射して鋭い刃が暇人に振り下ろされる!!
スッ…
ダダダダダダダダダダダダ!!
振り下ろされようとした瞬間にどこからともなく幾数もの銃弾が朝倉に命中する!!
シュゥゥゥゥゥゥゥゥ…
朝倉『…………………………………』
命中したにもかかわらず表情を一つも変えずにただ立ったまま動かない朝倉は…
朝倉『誰だ…俺の楽しみを邪魔する奴は…』ユラァ…
冷たく黒いその言葉を放つ朝倉…自分の楽しみを邪魔されて…歪だったその表情は人の者とは思えぬ醜い面へと歪ませていた…。
???『誰だか知らないがお楽しみのところ邪魔してごめんよ』
朝倉『貴様……ろくな死に方しないぞ…』
???『それは誰のことを言っているんだ?お前か?』
朝倉『…………』ギリッ…
狂気にゆがんだ朝倉に銃弾を放った正体は…いったい誰なのか…?
朝倉を止めたのはラビだった!
ラビ『さて…と…お前は言ったな?誰かを愛せる資格なんてない…と…俺にも正直…特定の誰かを愛したことがないからまだわかんねぇけど…いつだって人の心を変えるのは人間だ!誰かを愛するっていうのは難しいし、愛せる人がいるって幸せなことだって俺は思うぜ…?愛を知らない悲しい蛇さんよ…!』
暇人『…………!!』
――――そうだ…俺は…アイツと出会えたから変われた…
――――傷つけてばかりで…奪って…悲しませて…恨まれて…憎まれて…
―――誰かを愛せるなんて一生ないと思っていた…
―――俺はあいつに出会えたから変われた…!俺はあいつを悲しませたくない…!!
白と黒の世界に戻ろうとしていたその瞳に再び光が宿る…!
暇人『ク…ソ…まさかテメェに助けられるとはな…こんな無様な俺を笑いに来たのか…?』
ラビ『素直じゃねぇのなお前…そこはありがとうの一言ぐらい言えよな…』
フラフラで立っているのがやっとなのか暇人は毒を吐くようにして言った…。
ありがとうの一言も言えない不器用な男だ…。
ラビ『誰かを守ろうと一生懸命にあがくお前を笑う理由なんかない…むしろ今のお前は前のなんかよりもずっと輝いているぜ?俺にはないものをお前はもう手に入れたんだからな…俺はそれが羨ましいぐらいだ』
暇人『……………』
暇人『…ありがとよ…これで借りができたな…』
ラビ『利子はセルメダルでよろしく』
掠れた小さな声で礼を言う暇人…果たしてその言葉はラビには聞き取れたのか…
タッタッタッタッ……
ラビ『………(…ったく礼ぐらいはちゃんとはっきり言えよな…声が小さすぎるっつーの)』
――――――――――――暇人の感謝の言葉確かに届いていた
暇人がこの場を立ち去る音を背中に受けながら…ラビは改めて前を向く…
朝倉『テメェが相手するのか…?お前みたいなやつなんか潰したってつまらないんだよ…!!』
ラビ『どうかな…?俺は一応あの暇人って男を倒した男だぜ…なんでもあいつは強者の不良だったらしいな?相手に不足はないと思うぜ?醜い蛇さん』
朝倉『………コロス…ころす…コロス…殺す!!』
ついに危険な男朝倉とラビが対決…!!はたして喧嘩経験もほとんどない男が勝てるのだろうか!?
得意のハッタリで余裕を見せているのか…?あるいは勝てる自信があるのか…?
―――――――――――そんなものはない…これは男の意地!!引けぬ戦いがある!!
ラビ『さぁて…と…』
『俺も誰かのために戦いますか!!』
暇人を追わせないために朝倉を引き留めるために…一匹の兎が蛇に戦い挑む!!
chapter Ⅴ 風に導かれるままに…さすらいのギター弾き
暇人『ハァ…ハァ…クソっ…(祈里!待っててくれ…どうか無事でいてくれ…!)』
街中をかける暇人…しかしまだ祈里は見つからない…
まだ見つかないことからいっそう焦る…はたしてブースカは何処へと祈里を連れ去ってしまったのだろうか…
???『そこ…の…若者…よ…何を…いそ…ぐ…』ジャァン…
暇人『は!?いや…人を探しているんだが…ここで黄色いふわっとした女の子を攫った奴を見かけなかったか!?』
舌足らずな男がギターを弾きながら急ぎ走る暇人を引き留める。
ネッカラ『…み…なかっ…たな…』
公園のベンチでギターを弾く男…いったいこの男は何者なのだろうか?
ギターを弾きながら旅でもしているのだろうか…?独特の雰囲気がどことなく奇妙だった…
ネッカラ『それ…より…も…お…れの…ギター…聴いて…いか…な…いか?』
暇人『(はっきりしゃべらねぇ野郎だなこの男…)』
はっきりとしゃべらない目の前の男にイライラする…
しかもこっちは祈里がまだ見つからず焦っていることもあってさらにイライラする…
暇人『あいにくだが…こっちは急いでいるんだ…ギターならまた今度暇なときにでも聞いてやるよ!』
この場を早々にでも立ち去って一刻も早く祈里の無事な姿を見たかった…ここを去ろうとするが…
ジャンジャンジャガジャガジャンジャガジャンジャジャジャッジャジャッジャンジャジャーーーン!!
よっぽど聞いてほしいのか突然に大音量でギターを弾き始める!?
暇人『……………』イラッ
ネッカラ『とに…かく…聴いて…い…け…聴いて…損は…ない…ぞ…』
このままではらちが明かないので仕方なく聞いていくことに…
ネッカラ『北…へ…い…け…』ジャンジャン♪
ネッカラ『お前の…行く先を…導く…者が…まってい…る…』ジャンジャンジャッジャーン♪
ネッカラ『さすれば…開かれ…ん…貴方の…道…しる…べ…』ジャンジャンジャーン♪
ネッカラ『運命の…出会い…が…そこ…に…あ…る…』ジャーン♪
ネッカラ『聴いてくれ…た…か?』
そに子『おまわりさんあの人です!!わたしがトイレに行っている間になくなっていた私のギターです!!』
K・カーン『とりあえずそこまで来てくれる?署はこの近くだから時間はとらせないよ』
ネッカラ『』
chapter Ⅵ 俺の占いは当たる
暇人『ハァ…ハァ…!(クソ!訳わからんギター男のせいで時間くっちまった!!早く探さなければ!)』
ネッカラの言葉を最後まで聞かずにそのままに抜けてきた暇人だが、偶然にも北へと走って行っていた。
ダンゴムシ『そこのお兄さん!何をそんなに急いでいる?何か探し物かな?』
暇人『(また何か訳わからんのが…)』
またもや祈里を探している途中で声をかけられて止められる…。
ダンゴムシ『何を急いでいるのかはわからないけれど…良ければ占ってあげようか?俺の占いは当たるぞ?』
どうやらこの男はこの界隈で占いをやっているようだ…占い師にしては若すぎる気がするが…どうも胡散臭い…
しかし…他に当てもないのでものは試しに自分の探し人の場所を占ってもらうことにした。
ダンゴムシ『占い料1000円ね』
暇人『………』
人が急いでいるのに金をとっているあたりは商売人というか…渋々1000円を支払い、占ってもらう。
タンゴムシ『では占って差し上げましょう…貴方は黄色い女の子を探していますね?』
暇人『……!!あ…ああ…そうだ…(こいつ…本物か…?)』
まだ何も言っていないにもかかわらず、早くも自分が探しているものはなんなのか言い当てる…もしかしたらこの男は本物なのか…?
ダンゴムシ『…………………………これは…!』
暇人『!?…何か分かったのか!?』
ただ円錐状の筒の中に浮かぶ球をじっと見つめていたようだがそれをじっと見ただけで何かを悟ったようだ。
ダンゴムシ『……この先の未来によからぬ色が見えました…貴方は…自分よりも大切な何かを失うでしょう…』
暇人『な…に…!?』
占い師は何が見えたのだろうか…?俺のこの先の未来で大切な何かを失う…!?
まさか祈里の身に何かがあったのだろうか!?
ドクンドクン…と胸の鼓動がなぜだか速くなった気がした…。
ダンゴムシ『ですが大丈夫!!そんなあなたにラッキーアイテム!!なんと数千年前のグリードの右腕を貴方だけにお売りいたしましょう!!あなただけ特別にですよ!?』
暇人『………は?』
ダンゴムシ『今なら300万円のところを貴方にだけに特別にお売りいたします!それを…100万円に安くして差し上げましょう!!今買わなければきっとあなたの身に災いが起こるでしょう!!信じなさい!!』
暇人『……………』ブチィ←何かが切れた
暇人『ただのぼったくり占いじゃねぇか!!』
ダンゴムシ『ラビブロッ!!』
本物かと思いきやただ適当に占ってそれがたまたま当たって…人の不安につけこんでお金をだまし取ろうとしたインチキ占い師だった…。
さらに見つからないことから来る焦りに溜まっていたストレスがついに爆発!
暇人『ったく…!無駄な時間を過ごしただけじゃねーか!!祈里はどこだ!?いのりーーーーーーっ!!』
ダンゴムシ『………………』ビクンビクン
ダンゴムシ『……………………』ユラリ…
しばらくして暇人が立ち去ったのちにダンゴムシが虚(うつ)ろな表情でゆらりと立ち上がる!?
ダンゴムシ『愛しい人…裏切られて…ふたりは……傷つけあう…』
ダンゴムシ『やがて……運命の…鎖……解き放たれて…』
ダンゴムシ『若き…獅子……今宵…目覚める………闇夜に浮かぶ…月に…照らされて…金色に輝く…フッ…フハッ…フハハハハハハハハハハハハハ!!』
トランス状態に入って何かを予言するダンゴムシ!これは未来を予言しているのだろうか…?
果たして最初に言っていた『愛しい人に裏切られて…二人は傷つけあう…』この言葉の意味はなんなのか…?
それを知るのは彼だけしか知りえなかった…
みゆき『あのお兄さん何かへんなことブツブツ言っているよ~』
れいか『しっ…みちゃいけません!きっとあのお兄さんはへんしつしゃなのです!!』
やよい『きっとろりこんさんにちがいないよ!ママが言っていたもん!!』
どうやら傍から見ると変質者にしか見えないようだ…
まぁ…奇声を上げたりやブツブツとつぶやいている姿を傍から見ればそう見えなくもない…
次へ続く…
やっと中編終わった…長すぎだよ…誰だよこんなにストーリークソ長いの作ったの…
俺だよ!!デテーン!!
とりあえず完結するまではコメ返事できそうにないです…いっぱいくれたら嬉しいです!!
いっぱいくれたら嬉しいです!!
20件以上のコメントくれたら嬉しくてリビドー全開で全裸で次の物語うpするよ!!wwwwwwwwww
でわ!!俺は寝ます!!wwwwww
殴男『………う…ぐ…ぐぅ…』
蹴男『ガハッ…ぐっ…はっ…ま…さか…これほど…と…は…』
暇人『ハァ…ハァ…クソ…手こずっちまった…流石に息の合った兄弟のコンビネーションには骨が折れたぜ…』
格下相手とはいえど、長年お互いを知り尽くした絶妙で息の合ったコンビネーションを得意とする二人の戦いには苦戦してしまった模様だ…
暇人『クソ…思ったより時間喰っちまったな…早く祈里のところへいかねぇと…』
思った以上に苦戦してしまい、息を切らせる暇人…しかし、こうしている間にも祈里はどんな目に合っているのかもわからないのだ…早くいかなければと…焦ってしまう…
その時、背後から何者かが襲い掛かる!!
ザシュッ!!
なんと襲いかかってきたのはかつてのチームメイトの朝倉だった!?チームを抜けたはずの彼がなぜここに!?
幸いにも反応できたのか後ろへと剃らせて攻撃を半減させた!
暇人『てめぇ…朝倉!何故テメェが俺を狙う!?チームを抜けたはずじゃなったのか!?』
朝倉『ククク…チームなど俺にとってはどうでもよかったんだよ…俺は…ただ戦いのみでしか生きられない男…戦いだけが俺の悦びだ…』
生まれながらに純粋な悪を持った人間が極稀に生まれ落ちる…彼はおそらくその中の一人なのだろう…狂気を宿した瞳…ただひたすらに戦いだけを求めて…苦痛に歪む人間の顔を見るのが楽しくてたまらなくて…とにかく拳をふるう…それが誰であれなんであれすべて傷つける男…
かつての自分と同じだ―――――――
違いは自分は祈里という少女に出会えたことで変われたことだ
朝倉『何より…なぁ…誰かを守りたいっていう人間の絶望に堕ちる顔が見たくてたまらないんだよ!!』
どこまでも酷く歪(いびつ)な表情で暇人に凶器を振るう!!
ズバァッ!!
暇人『ぐ…ぁっ…!!』
勢いよく振り下ろされた鋭い一撃が暇人を襲い、たった一撃で吹き飛ばされる!
暇人『う…ぐっ…ごほっごほっ…!!』
朝倉『どうしたぁ…?誰も信じず…誰も愛さず…ただひたすらに拳をふるって…誰かを傷つけて…非情で冷酷で残酷なお前は何処へ行った…?あのころのお前の方が好きだったぜ…いつもギラギラしててよぉ…それがなんだ…すっかり腐抜けちまって…あまつさえ女まで作りやがった…そんなテメェを見ててイライラするんだよ!!』
誰も信じず己だけを信じて力で解決し、恐怖で支配していた暇人に自分と同じ仲間だと…同じ世界に住まう者同士だと思っていた…それがたった一人の少女との出会いが変えてしまったことを嘆き…そして…憎んだ…。
腐抜けてしまった暇人に憎しみを覚えて…せめて己自身の手で葬ってやろうと刃を向ける…!!
朝倉『テメェは誰も守れない…誰にも愛されない…人を傷つけて恨みを買って…そんなお前がどうやって愛せると思うんだ?お前に…愛せる資格なんてないんだよ!!』
暇人『……………っ!!』
そうだ…俺は傷つけてばかりだった…
傷つけては…恨まれて…憎まれて…悲しませて…そんな俺が誰かを愛せる資格なんてない…
――――――――――ソウダオレハダレカヲアイセルシカクナンテナイ…ダレニモアイサレナイ…
俺の中で何かが壊れようとしていた…目の前の世界が…再び白と黒の世界へと戻ろうとする…
朝倉『絶望してあの世へ逝け!さらばだ!!』
陽の光に反射して鋭い刃が暇人に振り下ろされる!!
スッ…
ダダダダダダダダダダダダ!!
振り下ろされようとした瞬間にどこからともなく幾数もの銃弾が朝倉に命中する!!
シュゥゥゥゥゥゥゥゥ…
朝倉『…………………………………』
命中したにもかかわらず表情を一つも変えずにただ立ったまま動かない朝倉は…
朝倉『誰だ…俺の楽しみを邪魔する奴は…』ユラァ…
冷たく黒いその言葉を放つ朝倉…自分の楽しみを邪魔されて…歪だったその表情は人の者とは思えぬ醜い面へと歪ませていた…。
???『誰だか知らないがお楽しみのところ邪魔してごめんよ』
朝倉『貴様……ろくな死に方しないぞ…』
???『それは誰のことを言っているんだ?お前か?』
朝倉『…………』ギリッ…
狂気にゆがんだ朝倉に銃弾を放った正体は…いったい誰なのか…?
朝倉を止めたのはラビだった!
ラビ『さて…と…お前は言ったな?誰かを愛せる資格なんてない…と…俺にも正直…特定の誰かを愛したことがないからまだわかんねぇけど…いつだって人の心を変えるのは人間だ!誰かを愛するっていうのは難しいし、愛せる人がいるって幸せなことだって俺は思うぜ…?愛を知らない悲しい蛇さんよ…!』
暇人『…………!!』
――――そうだ…俺は…アイツと出会えたから変われた…
――――傷つけてばかりで…奪って…悲しませて…恨まれて…憎まれて…
―――誰かを愛せるなんて一生ないと思っていた…
―――俺はあいつに出会えたから変われた…!俺はあいつを悲しませたくない…!!
白と黒の世界に戻ろうとしていたその瞳に再び光が宿る…!
暇人『ク…ソ…まさかテメェに助けられるとはな…こんな無様な俺を笑いに来たのか…?』
ラビ『素直じゃねぇのなお前…そこはありがとうの一言ぐらい言えよな…』
フラフラで立っているのがやっとなのか暇人は毒を吐くようにして言った…。
ありがとうの一言も言えない不器用な男だ…。
ラビ『誰かを守ろうと一生懸命にあがくお前を笑う理由なんかない…むしろ今のお前は前のなんかよりもずっと輝いているぜ?俺にはないものをお前はもう手に入れたんだからな…俺はそれが羨ましいぐらいだ』
暇人『……………』
暇人『…ありがとよ…これで借りができたな…』
ラビ『利子はセルメダルでよろしく』
掠れた小さな声で礼を言う暇人…果たしてその言葉はラビには聞き取れたのか…
タッタッタッタッ……
ラビ『………(…ったく礼ぐらいはちゃんとはっきり言えよな…声が小さすぎるっつーの)』
――――――――――――暇人の感謝の言葉確かに届いていた
暇人がこの場を立ち去る音を背中に受けながら…ラビは改めて前を向く…
朝倉『テメェが相手するのか…?お前みたいなやつなんか潰したってつまらないんだよ…!!』
ラビ『どうかな…?俺は一応あの暇人って男を倒した男だぜ…なんでもあいつは強者の不良だったらしいな?相手に不足はないと思うぜ?醜い蛇さん』
朝倉『………コロス…ころす…コロス…殺す!!』
ついに危険な男朝倉とラビが対決…!!はたして喧嘩経験もほとんどない男が勝てるのだろうか!?
得意のハッタリで余裕を見せているのか…?あるいは勝てる自信があるのか…?
―――――――――――そんなものはない…これは男の意地!!引けぬ戦いがある!!
ラビ『さぁて…と…』
『俺も誰かのために戦いますか!!』
暇人を追わせないために朝倉を引き留めるために…一匹の兎が蛇に戦い挑む!!
chapter Ⅴ 風に導かれるままに…さすらいのギター弾き
暇人『ハァ…ハァ…クソっ…(祈里!待っててくれ…どうか無事でいてくれ…!)』
街中をかける暇人…しかしまだ祈里は見つからない…
まだ見つかないことからいっそう焦る…はたしてブースカは何処へと祈里を連れ去ってしまったのだろうか…
???『そこ…の…若者…よ…何を…いそ…ぐ…』ジャァン…
暇人『は!?いや…人を探しているんだが…ここで黄色いふわっとした女の子を攫った奴を見かけなかったか!?』
舌足らずな男がギターを弾きながら急ぎ走る暇人を引き留める。
ネッカラ『…み…なかっ…たな…』
公園のベンチでギターを弾く男…いったいこの男は何者なのだろうか?
ギターを弾きながら旅でもしているのだろうか…?独特の雰囲気がどことなく奇妙だった…
ネッカラ『それ…より…も…お…れの…ギター…聴いて…いか…な…いか?』
暇人『(はっきりしゃべらねぇ野郎だなこの男…)』
はっきりとしゃべらない目の前の男にイライラする…
しかもこっちは祈里がまだ見つからず焦っていることもあってさらにイライラする…
暇人『あいにくだが…こっちは急いでいるんだ…ギターならまた今度暇なときにでも聞いてやるよ!』
この場を早々にでも立ち去って一刻も早く祈里の無事な姿を見たかった…ここを去ろうとするが…
ジャンジャンジャガジャガジャンジャガジャンジャジャジャッジャジャッジャンジャジャーーーン!!
よっぽど聞いてほしいのか突然に大音量でギターを弾き始める!?
暇人『……………』イラッ
ネッカラ『とに…かく…聴いて…い…け…聴いて…損は…ない…ぞ…』
このままではらちが明かないので仕方なく聞いていくことに…
ネッカラ『北…へ…い…け…』ジャンジャン♪
ネッカラ『お前の…行く先を…導く…者が…まってい…る…』ジャンジャンジャッジャーン♪
ネッカラ『さすれば…開かれ…ん…貴方の…道…しる…べ…』ジャンジャンジャーン♪
ネッカラ『運命の…出会い…が…そこ…に…あ…る…』ジャーン♪
ネッカラ『聴いてくれ…た…か?』
そに子『おまわりさんあの人です!!わたしがトイレに行っている間になくなっていた私のギターです!!』
K・カーン『とりあえずそこまで来てくれる?署はこの近くだから時間はとらせないよ』
ネッカラ『』
chapter Ⅵ 俺の占いは当たる
暇人『ハァ…ハァ…!(クソ!訳わからんギター男のせいで時間くっちまった!!早く探さなければ!)』
ネッカラの言葉を最後まで聞かずにそのままに抜けてきた暇人だが、偶然にも北へと走って行っていた。
ダンゴムシ『そこのお兄さん!何をそんなに急いでいる?何か探し物かな?』
暇人『(また何か訳わからんのが…)』
またもや祈里を探している途中で声をかけられて止められる…。
ダンゴムシ『何を急いでいるのかはわからないけれど…良ければ占ってあげようか?俺の占いは当たるぞ?』
どうやらこの男はこの界隈で占いをやっているようだ…占い師にしては若すぎる気がするが…どうも胡散臭い…
しかし…他に当てもないのでものは試しに自分の探し人の場所を占ってもらうことにした。
ダンゴムシ『占い料1000円ね』
暇人『………』
人が急いでいるのに金をとっているあたりは商売人というか…渋々1000円を支払い、占ってもらう。
タンゴムシ『では占って差し上げましょう…貴方は黄色い女の子を探していますね?』
暇人『……!!あ…ああ…そうだ…(こいつ…本物か…?)』
まだ何も言っていないにもかかわらず、早くも自分が探しているものはなんなのか言い当てる…もしかしたらこの男は本物なのか…?
ダンゴムシ『…………………………これは…!』
暇人『!?…何か分かったのか!?』
ただ円錐状の筒の中に浮かぶ球をじっと見つめていたようだがそれをじっと見ただけで何かを悟ったようだ。
ダンゴムシ『……この先の未来によからぬ色が見えました…貴方は…自分よりも大切な何かを失うでしょう…』
暇人『な…に…!?』
占い師は何が見えたのだろうか…?俺のこの先の未来で大切な何かを失う…!?
まさか祈里の身に何かがあったのだろうか!?
ドクンドクン…と胸の鼓動がなぜだか速くなった気がした…。
ダンゴムシ『ですが大丈夫!!そんなあなたにラッキーアイテム!!なんと数千年前のグリードの右腕を貴方だけにお売りいたしましょう!!あなただけ特別にですよ!?』
暇人『………は?』
ダンゴムシ『今なら300万円のところを貴方にだけに特別にお売りいたします!それを…100万円に安くして差し上げましょう!!今買わなければきっとあなたの身に災いが起こるでしょう!!信じなさい!!』
暇人『……………』ブチィ←何かが切れた
暇人『ただのぼったくり占いじゃねぇか!!』
ダンゴムシ『ラビブロッ!!』
本物かと思いきやただ適当に占ってそれがたまたま当たって…人の不安につけこんでお金をだまし取ろうとしたインチキ占い師だった…。
さらに見つからないことから来る焦りに溜まっていたストレスがついに爆発!
暇人『ったく…!無駄な時間を過ごしただけじゃねーか!!祈里はどこだ!?いのりーーーーーーっ!!』
ダンゴムシ『………………』ビクンビクン
ダンゴムシ『……………………』ユラリ…
しばらくして暇人が立ち去ったのちにダンゴムシが虚(うつ)ろな表情でゆらりと立ち上がる!?
ダンゴムシ『愛しい人…裏切られて…ふたりは……傷つけあう…』
ダンゴムシ『やがて……運命の…鎖……解き放たれて…』
ダンゴムシ『若き…獅子……今宵…目覚める………闇夜に浮かぶ…月に…照らされて…金色に輝く…フッ…フハッ…フハハハハハハハハハハハハハ!!』
トランス状態に入って何かを予言するダンゴムシ!これは未来を予言しているのだろうか…?
果たして最初に言っていた『愛しい人に裏切られて…二人は傷つけあう…』この言葉の意味はなんなのか…?
それを知るのは彼だけしか知りえなかった…
みゆき『あのお兄さん何かへんなことブツブツ言っているよ~』
れいか『しっ…みちゃいけません!きっとあのお兄さんはへんしつしゃなのです!!』
やよい『きっとろりこんさんにちがいないよ!ママが言っていたもん!!』
どうやら傍から見ると変質者にしか見えないようだ…
まぁ…奇声を上げたりやブツブツとつぶやいている姿を傍から見ればそう見えなくもない…
次へ続く…
やっと中編終わった…長すぎだよ…誰だよこんなにストーリークソ長いの作ったの…
俺だよ!!デテーン!!
とりあえず完結するまではコメ返事できそうにないです…いっぱいくれたら嬉しいです!!
いっぱいくれたら嬉しいです!!
20件以上のコメントくれたら嬉しくてリビドー全開で全裸で次の物語うpするよ!!wwwwwwwwww
でわ!!俺は寝ます!!wwwwww
某グリードの腕が100万か・・・(お財布パカッ)
アイス代が高くつきそうだなぁ・・・
自分の詐欺ぶりにワロタwwwwwww
俺は決してろりこんではないぞ!キリッ
ただありすが好きなだけだぁぁぁぁ!!!!!!
コラボありがとうございました!!
今度は俺のところでお礼も兼ねてコラボしてもいいですか?
俺は決してろりこんではないぞ!キリッ
ただありすが好きなだけだぁぁぁぁ!!!!!!
コラボありがとうございました!!
今度は俺のところでお礼も兼ねてコラボしてもいいですか?
なんとラビさんがかっこよく戦って…偽者かっ!?(違うか^^;)
いやこの続きは超気になりますよ…途中のギター侍と似非占い師マジ邪魔ヤロー^^;
ぜひとも全裸で続きを…
いやこの続きは超気になりますよ…途中のギター侍と似非占い師マジ邪魔ヤロー^^;
ぜひとも全裸で続きを…
ラビさんが助けてくれたおかげで・・何とか脱出することが出来ましたww
そう・・・ブッキーのおかげで生まれ変わることが出来たんだ・・・そう教えてくれたのはブッキーだ・・・。
ネッカラwwwwww
なんかヒントらしきことを言ってたみたいですが、そのままスルーしたwwwww
ダンゴムシさんwww
いい占いでしたよ←
でも300万とか、高すぎるwww
ダンゴムシさんもネッカラみたいに何か言ってるみたいですが・・・果たして・・・
続き楽しみにしておりますw
そう・・・ブッキーのおかげで生まれ変わることが出来たんだ・・・そう教えてくれたのはブッキーだ・・・。
ネッカラwwwwww
なんかヒントらしきことを言ってたみたいですが、そのままスルーしたwwwww
ダンゴムシさんwww
いい占いでしたよ←
でも300万とか、高すぎるwww
ダンゴムシさんもネッカラみたいに何か言ってるみたいですが・・・果たして・・・
続き楽しみにしておりますw
フライです!久しぶりのコメントです!
ラビさんイケメンすぎや!
利子はセルメダルでに惚れましたw
暇人さんの過去編!凄く面白いです!ダンゴさんwww予言wwwww
ラビさんイケメンすぎや!
利子はセルメダルでに惚れましたw
暇人さんの過去編!凄く面白いです!ダンゴさんwww予言wwwww
>>ブラァックさん
ありがとうございます♪でも今回の主役は暇人さんなのですよー^^
昔のグリードのミイラ的なものを売りつけようとしているインチキ占い師さんなのです!チュウイ!wwww
買ってもさらにアイス代がついて金がばかになりませんよねぇ…wwwww
ありがとうございます♪でも今回の主役は暇人さんなのですよー^^
昔のグリードのミイラ的なものを売りつけようとしているインチキ占い師さんなのです!チュウイ!wwww
買ってもさらにアイス代がついて金がばかになりませんよねぇ…wwwww
>>超一さん
コメントありがとうございます!!^^
まだまだ稚拙ではありますが褒めていただけてうれしい限りです!
三部作はきつかった…wwwwwww続きは見ていただけましたかな?
コメントありがとうございます!!^^
まだまだ稚拙ではありますが褒めていただけてうれしい限りです!
三部作はきつかった…wwwwwww続きは見ていただけましたかな?
>>ダンゴムシさん
ついにコラボを果たしましたぞ!!だが今回は暇人さんが主役なのでほんの少しでしかなくて申し訳ない…
ちょっと占い詐欺師的なキャラで登場させていただきますたwwwwwww
人はそれをロリk(ry (笑)
俺はラブちゃんが大好きだぁァァァァァァァァァァァァ!!wwwwwwwwwwww
またいずれちゃんとした形で登場していただくかもです!その時はよろしくお願いしますv
な…なんだってー!!嬉しいです!ありがとうございます!
また見てってくださいなー^ω^ノシ
ついにコラボを果たしましたぞ!!だが今回は暇人さんが主役なのでほんの少しでしかなくて申し訳ない…
ちょっと占い詐欺師的なキャラで登場させていただきますたwwwwwww
人はそれをロリk(ry (笑)
俺はラブちゃんが大好きだぁァァァァァァァァァァァァ!!wwwwwwwwwwww
またいずれちゃんとした形で登場していただくかもです!その時はよろしくお願いしますv
な…なんだってー!!嬉しいです!ありがとうございます!
また見てってくださいなー^ω^ノシ
>>ヴェイアさん
だが主役は暇人さんだ(笑)あのクソ長いストーリーを見ていただき感謝なのです!!
三部作はきつかった…最後まで見ていただけましたか?^^
だが主役は暇人さんだ(笑)あのクソ長いストーリーを見ていただき感謝なのです!!
三部作はきつかった…最後まで見ていただけましたか?^^
>>Fig-papaさん
ネタブロガーらしさやキャラを立たせるのには苦労しましたねー
らしさが出ていると言っていただけてうれしい限りです!
みんな輝いていますよね!こういった過去があるからこそ人は輝くのだ…(えw
ネタブロガーらしさやキャラを立たせるのには苦労しましたねー
らしさが出ていると言っていただけてうれしい限りです!
みんな輝いていますよね!こういった過去があるからこそ人は輝くのだ…(えw
>>ぷっこさん
ま…まさか偽物なのかっ!?い…いや…あそこにいるのは俺だっ!!俺のはずだ…俺のはずなんだぁ!!www
このシーンは別に入れなくてもよかったんですが普通に話を進ませるのもつまらんなーと思って入れてみたwww
20コメントに達しなかったのでタンクトップとジーンズ姿で普通にカキコしてますたwwwww
ま…まさか偽物なのかっ!?い…いや…あそこにいるのは俺だっ!!俺のはずだ…俺のはずなんだぁ!!www
このシーンは別に入れなくてもよかったんですが普通に話を進ませるのもつまらんなーと思って入れてみたwww
20コメントに達しなかったのでタンクトップとジーンズ姿で普通にカキコしてますたwwwww
>>暇人の皇帝さん
ふっ…青い…青いな…だが誰かのために泥にまみれてもなお一生懸命にあがき戦うアンタは眩しかったぜ…羨ましいぐらいにな…wwwwwwwwwwwwww
彼女の存在が貴方を変えた…羨ましい限りだぜ…(この時はまだラブちゃんに出会えていない頃なのだ←
ネッカラウザすwwwwwwだがそれが彼の持ち味なのです!
ダンゴムシさんはトランス状態にならないと真価を発揮できません!そしてその状態の間は記憶がないwwww
円安とはいえまだまだ不景気なのだからこれは仕方ないのだwwww
さて…クライマックスは果たして…ドキドキ
ふっ…青い…青いな…だが誰かのために泥にまみれてもなお一生懸命にあがき戦うアンタは眩しかったぜ…羨ましいぐらいにな…wwwwwwwwwwwwww
彼女の存在が貴方を変えた…羨ましい限りだぜ…(この時はまだラブちゃんに出会えていない頃なのだ←
ネッカラウザすwwwwwwだがそれが彼の持ち味なのです!
ダンゴムシさんはトランス状態にならないと真価を発揮できません!そしてその状態の間は記憶がないwwww
円安とはいえまだまだ不景気なのだからこれは仕方ないのだwwww
さて…クライマックスは果たして…ドキドキ
>>フライさん
お久しぶりです!!ありがとう!だが主役は暇人さんだ!!wwwwww
絶賛セルメダル不足中なのですよーwwwwwwwwwww
楽しんでいただけましたか!?ありがとう!!
ダンゴムシさんはトランス状態じゃないと真価を発揮できない!そしてその間は記憶はない!wwww
でわ!!^ω^ノシ
お久しぶりです!!ありがとう!だが主役は暇人さんだ!!wwwwww
絶賛セルメダル不足中なのですよーwwwwwwwwwww
楽しんでいただけましたか!?ありがとう!!
ダンゴムシさんはトランス状態じゃないと真価を発揮できない!そしてその間は記憶はない!wwww
でわ!!^ω^ノシ
[ ] ◇ ブラァック | URL | 06/26 10:48 | edit